あおいとけいのフィドルブログ

フィドルとドラム時々ギター

フィドル奮闘記04 弓毛交換までの紆余曲折

 

こんにちは、蒼です!

フィドル(バイオリン)を購入して早くも3ヶ月以上が経とうとしている今日このごろ、弓毛のクオリティに対する不満がふつふつと小爆発を繰り返しているので、今日はそんなお話をしようと思いますw 

 

購入して3ヶ月の経年劣化を徐々に感じ始める

6月の初め、景さんの甘い誘惑にそそのかされ、ついにフィドルを手にとったあの日からはや3ヶ月長。

最近はRURAというグラスゴーのバンドのめちゃめちゃ速い曲をよく練習しているためか、ついに弓毛のコンディションにてこを入れる必要性がひしひしと感じられ始めました。

ただ、弓毛の交換って適当にお店を選んで(例えば大手チェーン店など)お願いしてしまうと、余計弓のコンディションが悪くなることもあるということが分かり、一旦DIY的手法を試そうかなという結論になりました。

 

松脂を多めに塗ってみた 

弓の劣化というと結構いろんな解釈があるのでちょっと具体的に言ってみると

  1. 音が小さい(引っかかり感が少なくなった)
  2. ハーモニクスのような音が多く感じる(音質が悪い?)

主にこんな感じかと思います。

①の方は「引っかかりに関係するということは、松脂?」と思い、一旦松脂を多めに塗ってみました。(この頃確かにほぼほぼ松脂を塗っていませんでした。。(1~2週間に1回くらい) 

結果はというと、少し改善したもののまだぼんやりと劣化の匂いがしたままといった雰囲気で、弾き心地もそれほど改善されませんでした。。

弓をアルコールで洗ってみた

ひとまずDYI的対策で調べを進めていた私は、「弓毛が洗えるらしい」という情報を得ました。なんでも、二胡奏者の方も時々やるようです。 

やり方は結構かんたんで、フロッグのところを外して弓毛以外の部分をマスキングテープなどで養生し、毛だけアルコールに漬けるというもの。(詳細なやり方は下記URLから)

バイオリンのFAQ 

私はなぜか「漬ける」のを一旦ためらったので、小さなボウルに消毒用アルコールを注ぎ、歯ブラシにアルコールを付けて、弓毛を優しく梳かすという感じで実践しました。

これ、結構効きましたw 弓毛が洗えるなんてちょっと意外でしたが、直近の予算がきびしい方なんかにはとってもおすすめの方法です!古い松脂が取り除かれたところにきれいな松脂を塗り込むと、音も弾き心地(引っかかり感)もかなり改善されました!

なんか弓毛の劣化って、主に松脂が夏の温度とかで溶けて取れなくなって表面がつるつるしてきてしまうためなのかも、と感じました。

縮れた毛・天然パーマの毛を取り除いてみた 

劣化した弓毛がアルコール洗浄によりかなり改善されて私の心もだんだん落ち着いては来たものの、まだロングトーンなどを弾いた時にハーモニクスが鳴りやすい問題が心に引っかかったままでした。 

ギター練習経験のおかげでハーモニクスの鳴らし方を知っている私は、即座に「弓毛のクオリティ」によるものなのでは?と考えました。弓毛に縮れた毛や螺旋状(パーマ的な)になっている毛が混じっているために、ハーモニクス奏法のような現象が起こっているのでは?

DIY的に、その毛取っちゃえばいいじゃん?と思い、再度実践しましたw 

合計5~6本程度の縮れたまたはパーマ状の毛を除去して弾いてみたところ、よりロングトーンが弾きやすくなり、ハーモニクスが出にくくなりました!

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悪さをしていたと思われる毛

弓毛を交換した経験がないということ 

以上のDIY的対処法は確かにかなりの改善がみられ、断然弾き心地がよくはなったのですが、これまでの紆余曲折の間中、弓毛を交換するべきかという選択肢もずっと頭の片隅にありました。 

結論として、弓毛を専門的に扱っているお店を見つけたので、今度ちゃんと持っていってみようと思いますw

色んなことを試してその都度学びがあったのも確かなのですが、景さん曰く「いい弓毛を知らないと、自分の持っているものが良いものか悪いものか判断出来ないんじゃない?」というありがたいお言葉。。全くその通り(;´・ω・)

(正直、若干クオリティ高めではあるが初心者用セット以上でも以下でもない「付属で付いていたタイプの弓」の毛なので、もしかしたらお察しの可能性大)

 

では、また弓毛交換後に記事が書けることを祈って!w

またね~(`・ω・´)ノ