あおいとけいのフィドルブログ

フィドルとドラム時々ギター

【フィドルコラム】スコットランド音楽におけるバグパイプ愛

 

Aye!蒼です!

以前のブログでも触れたとおり、日本ではゲーム音楽無印良品のBGMなどで馴染みのあるケルト音楽ですが、その中でも今回は「スコットランド音楽」に焦点を当てたお話をしようと思います。

 

ケルト音楽におけるアイルランドスコットランド 

ケルト音楽のような民族音楽は基本的に土地に根ざした音楽であり、その中でも大きな存在感を表している地域がアイルランドスコットランドです。この内日本でも良く語られるのはアイルランドの方で、フィドルの話をする時も「アイリッシュフィドル」として話されることが多いのですが、実は僕、蒼は主に後者のスコットティッシュフィドルを好んで練習しています。

 

スコットランド音楽の特徴 

この音楽で特徴的なのはなんといってもバグパイプスコットランド人の魂とも言えるのではと思います。イングランドとやりあっていた時なんかは、スコットランド人の闘志をへし折るためにバグパイプを禁止したほどだといいいます。

それほど彼らにとって大事なバグパイプが、スコティッシュ音楽の要となっているのです。

 

すべての楽器でバグパイプを真似る!? 

このスコティッシュミュージックでよく用いられる手法として、なぜかバグパイプではないメロディー楽器がそれぞれバグパイプを模倣した奏法で演奏されます。いわずもがなフィドルもその一つで「Grace Note」と呼ばれる装飾音奏法の中にバグパイプを真似るためのものがいくつか存在しています。

前述の「バグパイプが禁止された期間」にはなんと人の声でバグパイプの演奏を真似て「マウスミュージック」と称して曲を演奏していたとか。

このようにスコットランド音楽は、スコットランド人の溢れんばかりのバグパイプ愛の上に成り立っているということが伺えるのではないでしょうか。

 

スコットランド行きたい。。

これ程スコットランド音楽を語れる僕ですが、実は足を踏み入れたことはありません。ネット経由での知識収集やSpotifyで音楽を聞いたり、それを耳コピしてフィドルを練習する毎日。。

ものすごく行ってみたいのですが、国内のアイリッシュパブであってもこのコロナの影響下では中々厳しいものがありますね。

ひとまず、いつか叶えたい楽しみとしてとっておこうと思います!

 

ではではまた~!